2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

空無からも意味を作り出してしまうコンテクスト

『インターコミュニケーション2006秋』の「<現在>を考える」=浅田彰と岡崎乾二郎の対談昨日の高橋源一郎に続いて、今日も文脈に関する引用文。1.不断なる自己更新をその特徴としたモダニズムが、決して革命の勢いと地続きではない、むしろ革命の挫折が…

文脈の解体―高橋源一郎

無限に近い因果関係のネットワークとして存在し続ける世界と、限定された認知能力と限られた情報処理速度と等身大の行動手段でもって向き合わなければならない人間は「物語」に依拠して世界をマッピングせざるを得ない。そして、そのマッピングの技術は物理…